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英会話を「身につける」という感覚

英会話を「語学」という観点で捉え続けていると、なかなか上達しません。「勉強」と聞くと過去の受験戦争の辛い記憶がよみがえってきてしまったりするものです。英会話は「学ぶ」ものではなく「身につける」ものです。
これを日本語に置き換えて考え直してみましょう。漢字の書き取りが出来なくても私たちは話すことができます。その漢字を書けなくても、読むことはできる場合が多いです。常用漢字の全てを覚えていなくても、日常生活に支障はないのです。
漢字にも「検定」があるほどですから、学ぶものです。ですが、普段雑誌や新聞、そしてインターネットなどを行う上では、私たちは何ら不便を感じていません。幸いなことに、今ではPCで変換すれば複雑な感じもすぐさま表示してくれるのです。
「英語」に対してもそのような感覚で良いのです。つづりを知らなくても「言う」ことは出来る。文法上の定義は知らないが、ケースによって表現を使い分けることができる。そしてなにより、相手の言っていることが「わかる」ということが大切です。
つまり、「明日からアメリカで暮らす」という状況になった際に、不便なく暮らせるかどうか、ということです。英会話の本質は、「学ぶ」ものではありません。「身につける」ものです。
理屈ではなく、「実感」として使いこなせるかどうか。感覚として、体得したものはあとから理屈がついてくるのです。これは難しいハナシではありません。「とりあえず会話してみればいい」ということです。
そのためには、英会話教室での整った会話よりも、実際に海外の人と触れあうことが一番の上達方法です。言葉は使わなければ衰退します。覚えていても、使わなければいつまでも自分のものにはならないのです。
英単語を暗記する必要はありません。相手とコミュニケーションができればいいのです。
そう考えると、英会話を「学ぶ」という感覚ではなくなっていくのではないでしょうか。英会話は勉強ではないのです。

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